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Vol.41 新潟は“都会と田舎のいいとこ取り“。夫婦のU・Iターン物語

プロフィール

鎌田 遼太郎さん 東京都 出身
デザインの専門学校を卒業後、ブライダルの演出会社、デザイン事務所、商社や制作会社でデザイナーとして活動した後、2020年3月に新潟に移住。現在は新潟市内に本社制作スタジオを構える、ウェブサイト・ホームページ制作、アプリ制作などを手掛ける会社「株式会社Gugenka」に勤務している。

鎌田 麻里菜さん 新潟市 出身
21歳で上京。パース制作会社や不動産会社などの経験を活かし、インテリア商材を扱うネットショップを姉と運営。2020年3月にUターン。オーエムネットワーク株式会社が運営をするお米を取り扱うネットショップ「いなほんぽ」の店長として勤務している。

 

きっかけは妻の一言

遼太郎さん 私は東京都杉並区出身で、都内のデザイン専門学校を卒業後、ブライダルの演出会社、デザイン事務所、商社や制作会社でグラフィックデザイナー、ウェブデザイナーの仕事に携わってきました。移住のきっかけは、新潟市出身の妻の一言でした。職業柄、激務が続き、心身ともに疲弊していた頃、「新潟で暮らさない?」と言われたんです。新潟のことを調べていくうちに、自然が豊かで、ご飯が美味しいというところに魅かれていきました。“第二の人生”の舞台として面白そうだと思い、新潟への移住を決意しました。

麻里菜さん 私は21歳のときに上京し、パース制作会社や不動産会社で経験を積んだ後、姉と一緒にインテリア商材を扱うネットショップの運営をしていました。正直な話、故郷に帰りたいという思いはなかったんですが、結婚して、将来子どもができたときのことや親のこと、そして自分たちの老後の暮らしを考えたときに、東京よりも新潟の方がいいのではないかと。自然豊かな環境で子育てができるだろうし、時間にもお金にも余裕のある生活ができるのではないかと思い、Uターンを提案した感じです。Uターンしてからは、新潟産コシヒカリを専門的に扱うネットショップの店長をしています。

 

転職活動は「新潟県U・Iターンコンシェルジュ」で

遼太郎さん 転職活動を始めるにあたり、まずは新潟に特化した転職サイトへの登録だろうと思い、ネット検索で見つけた「新潟県U・Iターンコンシェルジュ」に登録しました。転職イベントに参加したり、かなりの数の企業情報を収集しました。生活リズムを整えるためにも、キャリアチェンジを考えて活動していたのですが、現在勤めているのは、前職と同じウェブデザインの会社です。VR(ヴァーチャル・リアリティ)やAR(オーグメンテッド・リアリティ)、アニメーションなどのエンタメ系の仕事を手掛けている点に魅かれました。2度のオンライン面接と、こちらに移住してから受けた社長面接を経て、2020年4月に入社しました。

麻里菜さん 夫と同様に「新潟県U・Iターンコンシェルジュ」に登録し、転職活動を行い個別相談や電話、メールでの情報収集をして、商材は違いますが経験を活かせる今の会社へ繋いでもらいました。新潟といえばお米をイメージする方は少なくないと思いますが、産地ごとに違った魅力があるんです。現在運営しているネットショップでは、厳選された魚沼産コシヒカリをはじめとして、豊富な新潟産コシヒカリを取り揃えています。東京ではインテリア商材、現在はお米ということで、取り扱っている商品こそ全然違いますが、ネットショップという点では共通なので、東京にいた頃に身につけたノウハウを活かすことができています。また、東京にいた頃は姉と二人で運営していましたが、現在は5〜6人のパートさんと一緒です。パートさんは優しい方ばかりですし、主婦ということもあって生活者としての生の声を聞かせてくれます。本当に楽しいですね。

ちなみに、ネットショップのツイッター公式アカウントの“中の人”も担当しており、お店とはまったく関係ないことを含めて、ゆるーくつぶやいています。ずいぶん前からお米離れが進んでいるうえに、コロナの影響もあって店舗での販売が厳しい状況が続いています。より多くの人々に新潟コシヒカリの素晴らしさを知ってもらえるよう、SNSでの発信にも力を入れていきたいと思います。

 

“都会と田舎のいいとこ取り”。新潟暮らしの魅力とは

遼太郎さん 移住して最も変わったのは通勤時間だと思います。東京にいた頃は電車通勤で、ドア・トゥ・ドアで1時間近くかかっていましたが、いまは車で20、30分です。音楽を聴きながら通勤できますし、楽しいですね。新潟のまちの特徴を一言でいえば、“コンパクトシティ”ということになると思います。駅周辺で買い物もできるし、映画館もあって、ほとんどの用事は歩いて済ませられます。そして、少し歩くと住宅街が広がっている。そうですね、東京でいえば京王線の調布駅のようなイメージでしょうか。ずっと東京で暮らしてきたということもあり、広々としていることに少し寂しさを感じることもありますが、落ち着いて過ごすことができるのはいいですね。これから雪の季節になりますが、臨機応変に新潟の生活に合わせていければと思っています。

麻里菜さん 新潟は“ちょうどいい場所”だと思っています。都会でもあり、田舎でもある。むしろ、“都会と田舎のいいとこ取り”という感じですね。こちらに帰ってきてあらためて感じたのは、新潟のスーパーの規模の大きさ、品揃えの良さ、そして、新鮮な刺身の美味さでした。料理が好きな方であればすごく楽しめると思います。それから、新潟の人の優しさにもあらためて気づかされましたね。そこまで人のことを考えてくるのっていうくらいに優しいんです。東京にいた頃は、自分は自分といいますか、一人で頑張って生きていかなくちゃという感じで、トゲトゲしていた部分があったと思うのですが、私自身も穏やかになっている気がします。

遼太郎さん そうそう。他県から移住してきたからどうということもなく、皆さん優しくて、フラットに接してくれるのがありがたいですよね。移住してまだ半年、まだまだすべてが新鮮ですから、物足りなさを感じることはほとんどありませんが、強いて挙げるとすれば、飲みに行くハードルが上がったということでしょうか。車で移動するのでなかなか飲めないし、運転代行を頼むのもちょっとな……という感じです。

プライベートも充実!

遼太郎さん プライベートに関して大きく変わったのは、平日の過ごし方ですね。東京にいた頃は帰宅が深夜になることも少なくなかったのですが、現在は遅くとも午後8時には帰宅することができます。夕飯を一緒に食べられますし、食事の後もテレビや映画を楽しんだりすることができます。仕事とプライベートで、とてもいいバランスが取れていると思います。

麻里菜さん そうですね。休日は魚沼にアートを見に行ったり、村上に行って旬のサケ、イクラを堪能したりと、自然と芸術、食を堪能しています。買い物に関しては、万代や亀田のショッピングモールに出掛けることが多いのですが、いろんなお店が一つの場所に集まっているのが便利ですね。東京にいた頃は、この店は渋谷、あの店は新宿といった具合に、移動するだけで疲れてしまいイライラが募り、喧嘩することが多かったです。でも新潟ではその喧嘩はなくなりましたね。

 

新潟移住に向いている人とは

遼太郎さん 私自身、好奇心が強い方なので余計にそう思うのかもしれませんが、これまで住んでいたところとの“違い”を楽しめる人の方が向いていると思います。逆に、新潟への移住が向いていない人について敢えて申し上げますと、あまりにも都会が好きな人ですかね。極端なイメージかもしれませんが、「休日はやっぱり六本木でしょ」「住むなら豊洲のタワーマンションでしょ」という方は、なかなか馴染めないと思います。何れにしても、新潟に限らず、その土地その土地に興味を持てるかどうかだと思いますね。

麻里菜さん 先ほども少し触れましたが、新潟の良さは“都会と田舎のいいとこ取り”ができるというところだと思います。「都会への憧れはあるけれど、何もないのはイヤ……」という方にとって、ぴったりのまちと言えるのではないでしょうか。新潟への移住を提案した当初、夫は「田舎でしょ、イヤだ」と反対したのですが、実際に住みはじめてみたら、この土地をすごく愛してくれています。その意味でも、すごくいいまちだと自信を持っていえますね。

遼太郎さん 新潟、最高です!

 

 

未来の同志へのメッセージ

遼太郎さん 私はIターンで新潟に移住したわけですが、食べ物は新鮮なものばかり、自然も豊かで、とても過ごしやすいまちです。Iターンに興味のある方は、私のTwitterなどのSNSで新潟の魅力をイラスト付きで紹介していますので、「#新潟いいとこ」で検索をしてみてください!

麻里菜さん 東京にお住いの新潟出身者の皆さんは故郷の素晴らしさをもうすでにご存知だと思います。どこにいても、なんでもできる時代です。新潟を一緒に盛り上げていきましょう。お待ちしています。